宇高航路100年

お世話になりましたぁ!

宇高航路100年、1日限りの連絡船 名物うどんも復活

高松港岡山県宇野港を結ぶ「宇高航路」の開設から100年になるのを記念して12日、瀬戸大橋の完成で姿を消した宇高連絡船が、この日限りで22年ぶりに復活した。船上と岸壁を紙テープで結ぶ見送りセレモニーなどがあり、約200人が当時の旅情を懐かしんだ。

 JR四国の「宇高連絡船メモリアルクルーズ」で、別会社のフェリーを連絡船に見立て、高松―宇野間を1往復した。午後0時半、高松港にドラの音が響きわたると、たくさんの紙テープが風に舞った。船内では、スタッフが当時の制服を着用し、名物「連絡船うどん」を求める乗客が売店に並んだ。

 神戸市中央区の兵頭篤さん(80)は「勤務先の大阪から愛媛の実家に帰る度に乗った。両親に会える喜びが昨日のことのようによみがえった」。特別勤務した連絡船の元船長、合田功さん(71)は「出会いや別れなど連絡船は多くの人々に思い出を作りました」と話した。

http://www.asahi.com/national/update/0612/OSK201006120087.html?ref=rss

宇高航路100年記念入場券

宇野港岡山県玉野市)と高松港を結ぶ宇高航路が開設されてから100年となった12日、JR四国は、宇高連絡船の写真入りの台紙をセットにした記念入場券を高松、宇多津の両駅で発売した。限定3000セットで、両駅には鉄道ファンだけでなく、連絡船を懐かしむ人たちも訪れて買い求めていた。

 入場券は、連絡船が発着した高松と、瀬戸大橋の四国側のふもとにある宇多津の両駅を選び、厚紙の「硬券」で再現。台紙には、1910年6月12日に就航した初代宇高連絡船「玉藻丸」の写真や、実際に使われていた連絡船の切符などを印刷した。

 1セット320円で、宇多津駅の300セットはこの日午前中に完売。高松駅でも初日夕方までに約1700セットが売れたという。

 5セットを購入した岡山市の会社員岡靖浩さん(46)は「貨物列車が乗り込むため、船の中に線路があるなど、独特な姿が好きだった。いい記念になる」と喜んでいた。

 期間は7月31日までで、高松駅では13日以降も販売を続けるが、売り切れ次第終了する。問い合わせはJR四国電話案内センター(0570・00・4592)。

 12日には、宇高航路開設100年を記念し、連絡船の発着場所を訪ね歩くイベントや、連絡船を再現したクルーズなどが行われた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20100612-OYT8T00928.htm