新100ドル札公開

vclub2010-04-22

これ綺麗じゃん♪

新100ドル札公開、3Dなど最新技術駆使

ガイトナー財務長官とバーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長らが出席した。新紙幣は来年2月10日から流通する。

 バーンナンキ議長は、FRB財務省造幣局、シークレットサービースとともに偽造を監視し続けてきたが、偽造の脅威に対処するためデザインを変更したと指摘。「技術が進歩し、米ドルの流通が増えるなか、偽造監視の仕事は近年、一段と複雑になっている」と述べた。

100ドル札は、現在発行されている最高額紙幣。流通額はこの25年間で1800億ドルから8900億ドル(約83兆円)に増加。

 新100ドル札は消費者らが本物の紙幣であるか確かめやすいように最新の偽造防止技術が施されている。発行された100ドル札の3分の2は海外で流通しているため、バーナンキ議長は関係機関が世界中の人々にデザイン変更を周知させる必要性を強調した。関係機関の当局者は今後数カ月、現金取り扱い者、消費者らに対し、変更されたデザインと偽造防止のために施されている特徴などについて説明を行う予定。現在流通している100ドル札はそのまま使用できる。

 新紙幣は3Dを駆使した偽造防止技術が取り入れられており、紙幣の表面の中央を縦に走っている3Dの帯が目立つ。この帯に描かれている自由の鐘は見る角度によって数字の100に変化する。また帯上の模様は前後に傾けると左右に動いて見える。また、紙幣の下部に印刷されたインクつぼとそれに重ねて描かれた鐘は、平らに置かれた状態では赤茶色のインクつぼしか見えないが、動かすとインクつぼの色が緑に変わり、鐘の模様が浮き出てくる。

 ガイトナー長官は「これまでの紙幣デザイン変更同様、今回も最新技術を駆使して偽造されないようにしている」と述べた。

http://japan.wsj.com/US/node_53675