名古屋港水族館にシャチ到着
名古屋港水族館にシャチ到着 和歌山の「ナミちゃん」
名古屋市港区の名古屋港水族館に18日、和歌山県太地町の町立くじらの博物館から雌のシャチ「ナミ」が到着した。船で輸送し水族館のプールに移されるまで約23時間の長旅だったが、体調は良好。時折水面に顔を出し、尾びれをゆっくりと動かしながら泳ぎ回った。
ナミは推定年齢27歳で、到着時の体長は5・9メートル。7年前に博物館から繁殖研究用に借りた雌のシャチが交配相手を確保できないまま08年に病死したため、水族館が新たに5億円で譲り受けた。
水族館では雄のシャチも探す予定。夏休みの一般公開を目指しており、祖一誠館長(63)は「愛知の人に愛されるようになってほしい」と話した。