最後のパレード

vclub2009-04-20

どれもイイ話やなぁ〜と!
読んで感動して泣いた俺って・・・

東京ディズニーランドの感動実話が別の手記に酷似

東京ディズニーランド(TDL)での心温まる実話を集めたとして出版され、発行50万部のベストセラーとなった「最後のパレード」(サンクチュアリ出版)の中に、別のはがき懸賞キャンペーンの入賞作と酷似した1編が収録されていることが20日、分かった。
 この書籍は、TDLを運営するオリエンタルランドで現場運営の責任者を務めてきた中村克さんが3月に出版。TDLでの「本当にあった心温まる話」として33編を収録している。
 問題となったのは「大きな白い温かい手」と題した1編。「小さな親切」はがきキャンペーン(「小さな親切」運動本部主催)で平成16年に日本郵政公社総裁賞を受けた女性の文章に酷似していた。着ぐるみのキャラクターが車いすの老人の背をなでて励ます内容。
 サンクチュアリ出版は「著者はインターネットで女性の手記を見つけ、それを参考にした。誠意を持って対応したい」と話している。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090420/crm0904201706021-n1.htm

「ネットで周知、盗用ではない」TDL本問題で出版社が反論

東京ディズニーランド(TDL)の心温まる実話を集めたとされる中村克氏の著書「最後のパレード」の内容の一部が、「小さな親切」はがきキャンペーンの作品と酷似していることが判明した20日、同書を出版するサンクチュアリ・パブリッシングの鶴巻謙介社長は「ネットで周知のエピソードで盗用ではない」と反論するコメントを発表した。
 鶴巻社長は、同書に収録されたエピソードは「(TDLを運営するオリエンタルランドの)社内で語り継がれていたもの」と「インターネットで集めたもの」だと説明。「誠意を持って対応する」としながらも、「ネット上で数多く投稿されている、周知の心温まるエピソード」で盗用ではないと主張している。ただ、同書のまえがきで、中村さんは「東京ディズニーランドのキャストだけが知っている秘密のストーリー」と記している。
 鶴巻社長のコメント全文は以下の通り。
 一部報道につきまして
 2009年4月20日の書籍『最後のパレード』に関する一部報道につきまして、みなさまにお知らせします。
 書籍『最後のパレード』は、東京ディズニーランドでのお客様(ゲスト)とスタッフ(キャスト)に関するエピソードを集めたものです。著者の中村克氏が東京ディズニーランドの運営元である株式会社オリエンタルランドに勤務していたころに、聞いたり収集していたディズニーランドに関する心温まる話として、弊社より2009年3月に出版いたしました。
 この本に掲載されたエピソードは、社内で語り継がれていたもの、インターネットで集めたものであり、ご本人の特定が困難だということで、著者の中村氏から本書の発売前より「もし実際に体験されたご本人の方からご連絡をいただいた場合には、誠意を持って対処させていただきたい」という文書を受け取っており、弊社としてはそのような形で対応させていただいております。

本書の108ページから4ページにわたり掲載されている「大きな白い温かい手」というお話につきましては、ディズニーランドに関連するエピソードを各方面の資料や関連サイトなどから取材をしていた際に、数多くの書き込みがインターネット上にあり、すでに誰もが知っている話だという著者の判断があり、掲載させていただきました。読売新聞紙上にて発表されていたエピソードだというのは、読売新聞社からご指摘を受けて、初めて知った次第です。
 この件につきましては、著者の中村氏と緊急に協議した結果、まずは体験されたご本人の方、および著作権を有する「小さな親切」運動本部様に対しまして、誠意を持って対応させて頂きたいと考えております。
 また今回の報道をきっかけに、その他のエピソードについてもし体験されたご本人の方からご連絡をいただければ、著者および弊社は誠意をもって対応させていただきたいと考えております。
 以上の事情により、弊社は該当するエピソードはインターネット上で数多く投稿されている、周知の心温まるエピソードとして採用したもので、読売新聞の記事の「盗用」ではないと判断しています。
 ただ現時点では、法的な結論がどうなるかにつきましては私どもには判断がつきませんので、現在、法律の専門家の方と相談しております。はっきりしたことがわかり次第、また報告さしあげたいと思います。
 最後に、弊社は著者の中村氏から初めてこの原稿を受け取ったとき、私たちが忘れかけていた「人を思いやるこころ」「やさしさを感じるこころ」が伝わってくる温かい内容だと思い、この本を出版しました。ほんの少しだけでもかまいません。本書をお読みいただければ、私たちが伝えたいメッセージはきっと感じていただけるものと信じています。
 なにとぞご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

 株式会社サンクチュアリ・パブリッシング
 代表取締役社長鶴巻謙介

http://sankei.jp.msn.com/culture/books/090420/bks0904202114006-n1.htm