2ちゃんねる訴訟に、ひろゆき氏が出廷 29日 

vclub2007-01-30

かつて“副管理人”とも称された盟友が起こした“内ゲバ”訴訟
そうなのか!w

2ちゃんねる訴訟に、ひろゆき氏が出廷 
“かつての友達”と全面対決

会社役員の山本一郎氏(34)が巨大掲示板2ちゃんねる」の管理人西村博之氏(30)を名誉毀損で訴えた裁判の第1回口頭弁論が1月29日午後、東京地裁で開かれた。

 西村氏は、山本氏の訴えを認めず、全面的に争う姿勢を示した。2ちゃんねるを巡っての名誉毀損訴訟で西村氏が出廷することは珍しい。山本氏は出廷しなかった。

 かつて親交があった、「切り込み隊長」こと山本氏との対決は、「閉鎖」や「ドメイン差し押え」等の報道後だけに、様々な臆測が飛び交っており、注目を集めそうだ。

 訴えによると、山本氏は、(1)2ちゃんねる上の書き込みの内容が名誉毀損にあたる、(2)名誉毀損にあたる書き込みの削除要請をした。そのうえで、今後、「山本一郎」や「切り込み隊長」などとあるスレッドを立てないようにすることを求めた。

 これに対して、西村氏は、(1)訴状の郵便が届くまで書き込みの内容を知らず権利侵害を知り得ない、(2)訴状が届いた後は、一連の書き込みを削除した――などとして、訴えを認めなかった。西村氏は代理人を立てない方針。

 山本氏の代理人小倉秀夫弁護士はオーマイニュースの取材に対して、「今後のスケジュールは先方が代理人を立てていないので、ゆったりとした進行になってしまうだろう。通常なら、代理人同士が争いのない点を整理し、争点を決めて、証拠提出という流れになるのだが、本人訴訟なので、結論が出るまでに通常よりも時間を要すると覚悟している」と答えた。

 第2回口頭弁論は3月19日。

 閉廷後、西村氏は報道各社の取材に答えた。なぜ今回出廷したのか?との問いに、西村氏は「原告が知り合いなので、面白いと思って」などと答えた。

 以下は、報道各社との一問一答。

――今回出廷したのはなぜですか?

西村氏 基本的には出ないのですが、今回は知り合いなので、面白いかなと思ったんです。原告がどんな顔をしてくるのか知りたかったんです。

――なぜ知りたかったんですか?

西村氏 個人の感情としては恥ずかしいんじゃないかなと思って。

――ネットでは、原告の山本氏と「盟友」だったともされていますが。

西村氏 「盟友」ってどんな意味ですか? 友達ではありましたよ。でも、2ちゃんねるの運営でなんらかの役割を負っていたことはないですから。

――どれくらい会ってない?

西村氏 1〜2年くらい会ってないですね。

――ドメインの差し押えという報道もありますが。

西村氏 やれるならやればいいんじゃないですか。2ちゃんねるドメインは僕が所有しているわけじゃないので、できないと思うんですけど。

――今回、原告は出廷しませんでしたが。

西村氏 忙しいのかな。

――次(第2回口頭弁論)も出廷するのですか?

西村氏 はい。出ますよ。

――2ちゃんねるを巡っての一連の報道があるなど、注目されるのはなぜだと思いますか?

西村氏 平和だからじゃないですか。ワイドショーの視聴率が高いうちが華ですよ。

http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000004959

2ちゃんねるひろゆき出廷直撃…訴状見てニヤニヤ

日本最大の掲示板「2ちゃんねる(2Ch)」管理人として、書き込みをめぐり多数の民事訴訟を起こされながら、ここ数年は出廷していなかった「ひろゆき」こと西村博之氏(30)。しかし、かつて“副管理人”とも称された盟友が起こした“内ゲバ”訴訟の第1回口頭弁論が行われた29日、突如、法廷に姿を現した。夕刊フジの直撃に対して語った心境とは?

 29日、東京地裁。開廷時間2分前の午後2時28分。法廷内の大半がこれまでのように“欠席裁判”を覚悟する中、被告の西村氏は毛皮付きの上着にサンダルをつっかけ、グレーのリュックサックを背負って現れ、「すごいことになってるね」。

 裁判長に「西村さんですか」と問われると「はい、はい、はい」と答え、席に着くと訴状などに目を通してニヤニヤ。弁護士は伴っていなかった。

 この裁判で西村氏を訴えたのは、かつて2Chの運営で中枢を担った山本一郎氏(34)。平成14年2月ごろ、運営方針の違いから西村氏と袂を分かったが、いまだ2Chでは「頭と心の病気」「態度のでかい乞食」「山本擁護の書き込みの大半は山本本人」など、山本氏への誹謗中傷が続いている。

 原告側は弁護士が出廷、山本氏の姿はなかったが、2Chの内情を知る原告だけに、訴状では2Chの構造的な問題を子細に指摘。書き込みを原則放置する運用方針を掲げて違法な書き込み者の情報開示にも応じてこなかった西村氏に対して、侮辱的な書き込みを「積極的に心因的に幇助した」として、(1)問題のある書き込みの削除(2)「山本一郎」「切込隊長(山本氏のハンドルネーム)」の文字列を含む専用掲示板の禁止(3)200万円の損害賠償−などを求めている。

 法廷で西村氏は「原告の請求をいずれも棄却するように」と主張。さらに2Chの内部事情について事実確認を求める原告側とやりとりをしたが、2Chに縁がない裁判長は「お互い分かっていることが裁判所だけ分からない」とお手上げポーズ。「私の娘は(2Chを)よく知ってるのだが」と苦笑する裁判長に、西村氏は「よろしくお伝えください」と応じた。

 また、「山本一郎」「切込隊長」の文字列が入った専門掲示板を立てないよう求める原告側に対し、西村氏は「山本一郎は全国に何人もいる。切込隊長は野球界にもいる」と反撃した。

 閉廷後、夕刊フジの取材に応じた西村氏は、これまで無視してきた民事訴訟に出廷した理由について、「(原告が)知り合いだし、面白そうだから。原告がどんな顔してくるのかと思って。普通、恥ずかしいでしょ」と説明。 答弁書は1時間で書き上げた1枚のみ。「次回も来るが、次も山本さんが来ないならもうばっくれる(無視する)かも」と話した。

 一方の山本氏は夕刊フジの取材に対し、「代理人を立てているのだから、自分が出る必要はない」とし、「他の裁判には出てこないのに何だろう、僕だけVIP待遇?」と西村氏を皮肉った。

 山本氏によれば、これまで仮処分の申し立てを行ってきたが、西村氏は呼び出しを無視。命令が出ても書き込み削除などに応じなかったため、本訴に至ったという。

 多くの被害者の訴えを無視しながら、「面白そう」と気まぐれで出廷してきた西村氏。法廷では「僕以外の管理人はいない」と断言したが、一方で1000万ユーザーを抱える管理人としての「責任を感じていない」とも言い切る。今後も他の訴訟は「出る気になったら出る」方針だ。

 今後、山本氏側がベールに包まれた2Chの内情を法廷で暴露する可能性は高い。2Chの興隆をともに支えた盟友にまで訴えられた西村氏の、孤独な戦いの行方やいかに?
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_01/t2007013020.html