デジタル一眼 ソニー、参入1カ月でニコン抜く

vclub2006-08-24

それって凄すぎっ!w

デジタル一眼 ソニー、参入1カ月でニコン抜く

デジタル一眼レフカメラ市場にソニー松下電器産業の家電大手が参入して1カ月がたつが、早くも勢力地図に異変が起きている。スタートダッシュがかかったソニーが一時、国内販売台数シェア首位を奪う一方、8割程度のシェアを握ってきた老舗(しにせ)2強のキヤノンニコンは約6割に後退した。キヤノンは24日、対抗機種を発表。ニコンも新機種で巻き返す。

 コニカミノルタホールディングスの事業を買収したソニーは7月21日に初級者向けの「α100」(本体市場想定価格10万円前後)、松下は翌22日に上級者向けの「LUMIX L1」(本体・レンズセット25万円前後)を発売。好対照な戦略で、長くキヤノンニコンが山分けしてきた市場に殴り込みをかけた。

 調査会社BCNによると、7月第3週のデジタル一眼レフ国内販売台数シェアで、ソニーは35.4%を記録し、いきなり首位に躍り出た。その後はペースが落ちているものの、8月第3週までの5週間で見ても24.2%を確保。34.6%のキヤノンには及ばなかったが、24%のニコンを抑え、2位になった。高級機に絞った松下は1%にとどまっている。

 ソニーは「予想を超える売れ行き。供給が追い付かない」と手放しの喜びよう。α100は手ぶれ補正機能をレンズではなく本体に内蔵し、旧ミノルタ時代のレンズも使えるようにした。旧ミノルタファンを取り込み、「機能の割にお買い得感がある」(大手量販店)のも奏功したようだ。また、ソニー躍進の裏には、2強の初級者向け機種が「端境期」を迎えているという事情もある。

 キヤノンは24日、「国民的一眼レフ」と自負する初級者向け「EOS Kiss」シリーズの10代目「デジタルX」(本体9万円前後)を9月8日に発売すると発表した。

 有効画素数は1010万で、価格・機能ともα100に正面から対抗する。キヤノンは「家電勢との『交流戦』は大歓迎」と余裕も見せるが、広告宣伝費を9代目より5割増やしてシェア50%の回復を目指す。

 ニコンも9月1日に新シリーズ「D80」(本体12万円前後)の発売を予定する。有効画素数はα100と同じ1020万で中級者向けだ。

http://www.asahi.com/business/update/0824/118.html