トム・クルーズ、第4弾は東京だ!「M:I3」7・8公開

vclub2006-03-06

トム・クルーズ、第4弾は東京だ!「M:I3」7・8公開

米人気シリーズ映画「ミッション:インポッシブル3」のプロデューサー兼主演のハリウッド俳優、トム・クルーズ(43)がこのほど、米ロサンゼルスでサンケイスポーツなど日本マスコミのインタビューに応じ、同映画の第4弾を東京で撮影する意向があることを明らかにした。また妊娠中の婚約者、ケイティ・ホームズ(27)と9月に挙式予定であることも告白。具体的な挙式スケジュールはこれが世界初公表で、愛妻と生まれてくる子供と“3人”での来日も約束した。

ロス市内の西12番街にあるスタジオ。映画にちなみ会議室をイメージして作られたセットにトムは爽やかな笑顔を振りまきながら登場。まずは、トリノ五輪で日本の荒川静香選手(24)が金メダルを獲得したことを祝福して日本側記者1人ひとりと握手、ナイスガイぶりを見せつけた。

主演映画「ミッション−」は、実行不可能な指令を遂行する腕利きスパイの活躍を描いた物語。第3弾についてはこれまで中身を非公表にしてきたが、報道陣にトムは「現役を退き極秘スパイ組織IMFの教官として働くイーサン(トム)が、ある事件に巻き込まれた教え子や婚約者を助けに行く物語で、イーサンの一貫した信念が描かれる映画」と初めて明かした。

スタント&CG処理がほとんどないため、アクションシーンが前2作より増えたそうだが、「恐怖は感じない。けれどアドレナリンは感じた」と手応え十分。ただ、撮影中は青あざやけがが絶えず、高層ビルから飛び降りるシーンでは肋骨6本を痛めるほど過酷なロケだったという。

今作で初めて登場するイーサンの婚約者を演じたミシェル・モナハン(29)はナント、トムの恋人ケイティに“激似”。ミシェルは「ケイティと情報交換しながら演じた。キスシーンの後は、なぜケイティがトムを離しておかないのか分かったわ」とすっかりトムに魅了された様子だった。

一方、今作で映画監督デビューしたエイブラムス監督は「この映画は大きな挑戦。映画ではアクションより、イーサンの人間性を描いた」と熱く語った。撮影は昨年7月から伊、中、米の3カ国で敢行。俳優が出演するシーンはほとんど撮影し終わった。製作費は1億5000万ドル(約175億円)に上るという。

話題性の高さから大ヒットは間違いないが、気になるのはその続編。それについて聞かれたトムの口から、ビッグサプライズが。「今まで撮影で行ってない東京を4作目で撮りたい。もうビジョンはできている」と、日本の映画ファンが大喜びしそうなプランを自信たっぷりに披露した。親日家だけに具体化が十分期待できそうだ。

5月6日全米公開。日本は7月8日公開。


★9月にケイティと挙式も

ケイティとの間にもうけた子供について話が及ぶと、トムは顔を真っ赤にして「4月上旬に生まれるんだ」と両手でガッツポーズ。さらに万歳しながらピースサインするなど大はしゃぎ。挙式については「普通は子供が生まれてから結婚するでしょ」と冗談を交えながら、「9月を予定しています」と初めて具体的日程を公表した。また第3弾の日本公開にひっかけ、「クルーズ家だからみんなでクルーズ(旅)さ」とケイティと生まれてくる子供“3人”での来日を約束した。

一方、2003年公開の映画「ラスト サムライ」で共演した俳優、渡辺謙(46)が昨年12月に女優、南果歩(42)と再婚したことについては「知らなかった。すごくいい」と手を叩きながら祝福していた。


★トムが荒川の金メダルを祝福!

トリノ五輪中はフィギュアスケートをテレビでよく見ていたそうで、荒川選手の金メダルについてトムは「おめでとう。素晴らしい演技だったよ。美しいし、演技も良かった。勇気をもらった」と感心することしきり。荒川選手の得意技“イナバウアー”についての感想を求める記者の質問を、通訳の翻訳家、戸田奈津子さんが“エビ反り”しながら英語で説明するとトムは「知っている。グッド、アメージング!!(素晴らしい)」と大喜びしていた。


★最悪の映画や俳優選出…ゴールデン・ラズベリー賞

【ロサンゼルス4日=サンケイスポーツ特電】映画界の祭典、アカデミー賞授賞式の前日に合わせ、最悪の映画や俳優らを選ぶ恒例の「ゴールデン・ラズベリー賞」が4日発表され、恋愛コメディー「ダーティ・ラブ」が最悪作品賞に、同作品に出演した女優、ジェニー・マッカーシー(33)が最悪女優賞に選ばれた。最悪男優賞は「デュース・ビガロウ ヨーロピアン・ジゴロ」のロブ・シュナイダー(42)。最悪主演男優賞など最多3部門で候補だったトム・クルーズは「最もうんざりするタブロイド紙のネタ」賞一つの獲得にとどまった。選出理由は「(パリの)エッフェル塔の前で恋人のケイティにプロポーズし猿のようにはしゃぎまくった」とされた。


★「人をバカにする賞は嫌い」

トムはロスでのサンケイスポーツなどのインタビュー中、ラズベリー賞について言及。「人をバカにする賞は嫌い。時間の無駄だしネガティブなことだし気にしない」と不快感を露に。さらに「僕はユーモアもあるし皮肉も分かるし好きだけど人をバカにすることは嫌い。いやしくゲスなことだと思う」と激しく批判した。



ミッション:インポッシブル」シリーズの成績
ミッション:インポッシブル M:I−2
興収(スクリーン数)
日本 59億1200万(212) 96億7700万(380)
全米 1億8098万1886ドル(3012)
(約209億9390万) 2億1540万9886ドル(3653)
(約249億8755万)
全世界 4億5649万4833ドル(―)
(約529億5340万) 5億4590万2562ドル(―)
(約633億2470万)
【注】全米、全世界興収の下の()は日本円換算。5日現在1ドル=116円

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200603/gt2006030601.html